今日、高等教育で重視されている教養教育は、学生が他領域で学ぶ他の学生と価値観を共有し、より幅広く他領域の専門内容を理解し、協働するための「共通の言語」を形づくることを目的としています。これらを踏まえ「教養領域」では、以下の科目を開講します。
「教養領域」、「問題探究領域」の各科目区分で必修単位を超えた単位を、選択必修として修得しなければなりません。学類毎の単位数は、下表のとおりです。
学類 |
単位数 |
人間発達文化学類、行政政策学類、経済経営学類 |
7単位 |
共生システム理工学類、食農学類 |
9単位 |
※外国人留学生(全学類) |
9単位 |
また、それらを超えた単位は自由選択の単位として計上することができます。
行政政策学類夜間主の学生については、『行政政策学類夜間主学修案内』を確認してください。
(1)学術基礎科目について
「人文科学」「社会科学」「自然科学」の分野からなり、幅広い教養教育の中心に位置する科目群です。各学問の基本的概念や特有の事象の見方・切り取り方を学ぶことによって、自らが専門として学ぶ学問とは異なる観点から多角的・学際的にアプローチする方法が数多く存在することに気づくことを目的としています。
<学術基礎科目の履修方法について>
①学術基礎科目の3分野(「人文科学」、「社会科学」、「自然科学」)から各2単位を修得しなければなりません。
② ①を超えて修得した単位は選択必修または自由選択の単位として計上することができます。
③教員免許状取得を希望する学生は、「社会科学」分野の「日本国憲法」を修得してください。(ただし、行政政策学類生は学類の学修案内で科目を確認してください。)
④科目名称についての注意
・授業科目名の二桁の数字だけが異なる場合は、同一の授業科目とみなします。
重ねて履修ができません。
例:日本国憲法01、02 → 同一の科目
・ローマ数字が異なる場合は、別の授業科目となり重ねて履修できます。
例:歴史学Ⅰ、Ⅱ → 別の科目
⑤行政政策学類生は「市民と法」「日本国憲法01、02」を履修できません。
⑥経済経営学類生は「経済学Ⅰ」「経済学Ⅱ」「経営学」を履修できません。
⑦「履修希望受付」は、以下の「抽選履修登録方法」手続きで行います。
<抽選履修登録方法>
受付期間等や「LiveCampus(ライブキャンパス)」の抽選履修登録は、教務関係日程表・マニュアル等により確認してください。
<1>1次受付(前期科目4月初旬/後期科目10月上旬)
①履修希望科目のシラバスをあらかじめ確認し、曜日・時限毎に履修希望科目を「LiveCampus」で抽選履修登録してください。第3志望まで登録ができます。
②抽選履修登録の結果、教室収容人数を超える科目は「受講調整(人数制限)」が行われる場合があります。
受講調整が行われる場合、抽選となります。
③1次受付結果は「LiveCampus」で発表します。各自、確認してください。
④1次受付で受講が認められた科目の扱いは、以下のとおりです。
・受講調整があった科目は、当該時間帯で科目の変更・追加・撤回できません。
・受講調整がない科目は、原則として当該時間帯で科目の変更・追加できません。
⑤当該時間帯に1次受付で受講が認められた科目以外を登録すると「不正登録」となり、不正登録科目及び1次受付で受講が認められた科目も受講できなくなります。
⑥受講調整があった科目は、「LiveCampus」等でお知らせします。
<2>2次受付(詳細は、1次受付結果発表の翌日に掲示等で確認してください。)
①1次受付後、受講調整を行った結果、履修希望が認められなかった学生に限り2次受付を行います。
受付期間・時間帯に注意してください。
②対象科目は、教室収容人員で空きがある科目のみです。
・「先着順」で受付します。科目毎に受付用名簿へ本人が自筆で記入します。
科目毎で定員に達した時点が受付終了となります。
・1次受付で受講が認められた科目時間帯は、変更・追加できません。
③2次受付で受講が認められた学生は、当該時間帯の科目を変更できません。
④当該時間帯に別科目も登録すると「不正登録」となり、不正登録科目及び2次受付で受講が認められた授業科目も受講できなくなります。
⑤2次受付結果は「LiveCampus」で登録及び修正期間内に各自、確認してください。
<3>3次受付(詳細は、2次受付結果発表の翌日に掲示等で確認してください。)
①1次受付の抽選履修登録を忘れた学生への救済措置として特別に3次受付を行うことがあります。
受付期間・時間帯に注意してください。
②対象科目は、教室収容人員で空きがある科目のみです。
・「先着順」で受付します。科目毎に受付用名簿へ本人が自筆で記入します。
科目毎で定員に達した時点が受付終了となります。
・1次受付及び2次受付で受講が認められた科目時間帯は、変更・追加できません。
③3次受付で受講が認められた学生は、当該時間帯の科目を変更できません。
④当該時間帯に別科目も登録すると「不正登録」となり、不正登録科目及び3次受付で受講が認められた授業科目も受講できなくなります。
⑤3次受付結果は「LiveCampus」で登録及び修正期間内に各自、確認してください。
※「新入生共通ガイドブック」は教務課HPからダウンロードすることも可能です。
(2)キャリア設計科目について
「キャリアモデル学習」「インターンシップ」「ワーキングスキル」の3科目からなります。「キャリアモデル学習」は各学類に関わりの深い職業人による、職業や仕事内容、人生設計などについての講義が中心の科目です。
「インターンシップ」とは、大学に在学したまま、一定期間企業や自治体などで就業体験を行う科目です。実社会での就業体験を通して、社会の基本的なルールやマナーを修得するとともに、自分自身の将来の職業に関する意識を形成することを目的としています。学生が自主的に行うインターンシップについては、キャリア支援課へご相談ください。
「ワーキングスキル」は、めまぐるしく変貌を遂げる現代社会の中で、より豊かなキャリア設計を実現するために、最新のスキルや知識を修得するための科目です。
キャリアモデル学習は、別項目<キャリアモデル学習の履修について>を参照してください。
<インターンシップの履修について>
(2年生以上、食農学類は3年生以上)4月に希望者向けガイダンスを実施しますので、別途掲示等を確認してください。
<ワーキングスキルの履修について>
2年生以上から履修が可能です。
「抽選履修登録方法」は、学術基礎科目と同様の手続きで行いますので、その手続きを確認してください。
(3)健康・運動科目について
身体運動を楽しみ、生涯を通して、健康でスポーツに親しむ技能・知識を身に付けることを目的として「スポーツ実習」を開講します。
<スポーツ実習の履修について>
①「スポーツ実習」は、1年次後期から履修することができます。また、同一種目の場合でも複数回の履修が可能です。修得した単位は、選択必修または自由選択の単位になります。
②第1回目の授業の際に受講調整を行います。集合場所は、第1体育館(入学式と同じ会場)です。筆記用具と屋内シューズ、屋外シューズを持参し運動できる格好で出席してください。欠席すると希望する種目が履修できないことがあります。
③スポーツ実習は、履修登録撤回できません。
④教員免許状取得のためには、「体育」科目として「健康運動科学実習」1単位に加え「スポーツ実習」1単位の修得が必要です。「スポーツ実習」の履修にあたっては、履修時限の指定はありませんが、下記表の曜日・時間においては、指定された学類の教員免許状取得希望者を優先します。教員免許取得希望者は必ず第1回目の授業の際に担当教員に伝えてください。
スポーツ実習 |
教員免許希望者が優先される学類 |
月曜日 2時限 |
行政政策学類、経済経営学類 |
月曜日 3時限 |
人間発達文化学類 |
金曜日 3時限 |
共生システム理工学類、食農学類 |
(4)外国語科目について
別項目<英語、英語以外の外国語の履修について>を参照してください。
外国人留学生は、同じく<英語、英語以外の外国語の履修について>にある<外国人留学生向け「日本語」及び「日本事情」の履修について>も参照してください。
(5)情報科目について
高度情報化社会においてパーソナル・コンピュータやネットワークなどの情報機器を適切に操作・活用し、情報の収集・整理・編集・発信・コミュニケーションを主体的に行うための基礎スキルの修得をめざします。具体的には、基本的な情報機器の構成・操作方法を理解し、情報収集、文書作成・データ集計などの方法を学びます。また、インターネットなどの情報発信・コミュニケーションに関わる基礎知識を身につけ、セキュリティなど日頃注意を払うべき事柄と心構えを学びます。
学修内容:コンピュータのしくみ(ハードウェア/OS/ソフトウェア)/Word、 PowerPoint/インターネットと情報セキュリティ/ Excelとその実際/情報倫理/情報の収集・整理・編集の実際 |
<情報リテラシーの履修について>
①修得単位は、選択必修または自由選択の単位として計上することができます。
なお、教員免許状取得を希望する学生は必ず修得してください。
②情報リテラシーは、履修登録撤回できません。
■前期履修手続き
・履修手続きは、新入生ガイダンスの時に行います。「情報リテラシー」の希望クラスを選択のうえ「受講希望調査カード」を提出してください。受講希望に基づき、決定した所属クラスを決定次第、「LiveCampus」及び基盤教育掲示板に掲示します。
1回目の授業を受ける前に必ず所属クラスと教室を確認して履修してください。
・全て同一科目のため複数クラスは受講できません。
・受講希望者数がクラスの収容人数を超えた場合、抽選となります。
・2年次生以上の学生は、基盤教育係窓口から「受講希望調査カード(2年次生以上)」を受領し、希望クラスを記入のうえ、基盤教育係窓口へ提出してください。
受付期間は3月下旬~4月初旬です。手続き・詳細は別途掲示でお知らせします。
結果は決定次第、掲示します。「情報リテラシー」の履修登録は教務課で行います。
■後期履修手続き
・前期の履修手続きで後期開講「情報リテラシー」の各クラスに編成された学生は履修希望を再提出する必要はありません。掲示情報を確認し、所属クラスの授業を履修してください。
・前期の履修希望受付期間に「希望調査カード」を提出しなかった後期履修希望学生、再履修希望学生は受講可能なクラスを掲示で確認し、受講希望カードを基盤教育係窓口に提出してください。
受付期間は9月下旬です。手続き・詳細は別途掲示でお知らせします。
結果は決定次第、掲示します。「情報リテラシー」の履修登録は教務課で行います。
■再履修について
・「情報リテラシー」の再履修は基本的に認められますが、受講希望人数が収容可能数より多い場合は抽選をおこない、再履修者の受講を決定し、掲示でお知らせします。
(6)高年次教養科目について
「教養領域」の科目は、学年指定がない限り1年次のうちに履修してしまう学生が多いと思います。しかしながら、幅広く他領域の専門内容を理解し、学際性を養うことは、本格的に専門教育を学び始めた2年次以上でも大事になってきます。
そのために、「高年次教養科目」という仕組みを設けました。対象となる他学類の専門科目を2年次以上で履修した場合に、基盤教育の「教養領域」と「問題探究領域」にまたがる選択必修の単位として計上することができます。(学類毎の単位数は下表のとおりです。)必修単位分として計上することはできないので注意してください。なお、科目名等は、別途掲示を確認してください。
学類 | 単位数 |
人間発達文化学類、行政政策学類、経済経営学類 | 7単位 |
行政政策学類(夜間主) | 11単位 |
共生システム理工学類、食農学類 | 9単位 |
※外国人留学生(全学類) | 9単位 |