福島大学では、本学の教育に必要と考える3つの領域、「接続領域」・「教養領域」・「問題探究領域」をあわせて「基盤教育」として位置づけています。行政政策学類の夜間主では、各領域で定められた単位を修得したうえで、要卒単位として、計34単位を修得する必要があります。
接続領域には、高校教育からのスムーズな連結と、大学で学ぶ上で必要な基礎能力を身に着けるための科目が置かれています。大学での最初の演習科目である「スタートアップセミナー」および「社会とデータ科学の基礎」と、ライフマネジメント科目として「キャリア形成論」および「健康運動科学実習」、そして外国語コミュニケーション科目の「英語」があります。
教養領域には、より幅広く他領域の専門を理解したうえで、価値観の共有をはかり、協働を可能とするための科目が置かれています。まず学術基礎科目には「社会科学」と「人文科学」、「自然科学」の3分野があり、各分野の科目を最低1科目ずつ修得する必要があります。キャリア設計科目には「キャリアモデル学習」と「ワーキングスキル」があり、要卒単位としては2単位が必要です。外国語科目(要卒単位は2単位)には英語に加えて、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の4種類の科目があります。健康・運動科目と情報科目もこの領域の科目です。
問題探究領域には、現実的な問題から当事者意識を持って取り組むべき課題を発見し、集団で問題解決に向けて調査・議論・実践を行うことを目的とする科目が置かれています。具体的には、スタートアップセミナーに続く演習科目「問題探究セミナーⅠ」、「自主学修プログラム」、「問題探究科目」があります。