経済経営学類は2019年度より、経済学コース、経営学コースという2本の柱とコース横断的なグローバル・エキスパート・プログラムからなる教育組織に再編され、新しいカリキュラムもスタートしました。今回の再編では、経済経営学類の学生に「経済学と経営学の専門知識」「エビデンスにもとづいて論理的に思考する力」「フィールドを通じて社会の課題に主体的に取り組む力」「グローバルに思考し実践に進む力」「キャリアを見据え自立し協働する力」という5つの能力を卒業までに身につけてもらいたいという、学類の教育理念および目標(これを「ディプロマ・ポリシー」といいます)を掲げました。そのうえで、これらのポリシーを満たすために数多くの授業科目やプログラムを再構成しました。
大学での学びには、高校までとは異なり、一人一人が常に主体的・能動的であることが求められます。実際、開講されている科目数をすべて履修することは不可能で、自らの学問的関心にしたがって、コース、プログラム、授業科目を選択することになります。
大学はまた、異なった知識や個性を持つ者が交わる場でもあります。入学と同時に所属するスタートアップセミナーから高学年の専門演習まで、少人数で学ぶ場が多く用意されています。他者の考えを理解すると同時に自分の考えを発信しながら協働する力を身につけてほしいと思います。
この『学修案内』には、経済経営学類の学生のみなさんが卒業までにどのように授業を履修し必要な単位を積み重ねていくかが書かれています。いわば、学類のメニュー表でありルールブックでもあります。自らの学びを設計するために活用してください。本学類を卒業するとき、ここでの学びがみなさん一人一人の成長した姿となって現れることを期待しています。