学類専門教育への導入科目として問題探究セミナーⅡを置いています。この科目は、それぞれのコース・アドバイザーが担当します。
学類専門領域はコース専門科目と学際・教養科目の2つの科目群からなります。
各コースに置く専門科目群です。所属するコースの専門科目を履修することで、それぞれの分野の専門知識や技術、固有の問いの立て方や思考法を理解し、価値観や考え方の違いを超えた協働関係を形成しつつ、人間の発達や文化の発展に寄与しうる力を身につけていきます。
現代的課題や地域的課題への問題意識をもち、個々の事象を複数の観点から捉える力を身につけるための科目です。所属するコースの専門科目群、他コースの専門科目群、学際・教養科目としてのみ計上できる科目群(学際・教養科目群)から、自分の興味・関心にもとづいて自由に選択して下さい。
他学類で開講される専門科目の中には、同時に人間発達文化学類各コースの専門科目としても認められる科目があります。ただし、受講調整が行われた場合は開講学類の学生の受講が優先されます。また、受講する際に条件がつく場合もあります。
学類基礎領域、学類専門領域で修得した知識・技術等を総合し、深化するために卒業研究科目を置いています。この科目では、自らの専門性を活かして人間の発達や文化の発展に寄与しようと努力する態度や価値観についても身につけます。
卒業研究領域には以下の5科目があります。卒業のためにはこれらすべての科目を履修する必要があります。
卒業のためには、卒業研究科目の一つとして、プレゼンテーション演習を履修し、各コースが開催する卒論発表会で研究発表することが義務になっています。プレゼンテーション演習の目的は、さまざまな情報や自分の考え方を発表し、他人に伝える技術を身につけることにありますが、単に情報機器を使った発表の技術を習得することが目的ではなく、それを含んだ発表のための様々な技術を身につけ、状況に応じてそれらの技術を取捨選択できることが大切です。
本科目の履修登録時期は第8セメスターですが、プレゼンテーションの指導は、卒業研究の全期間(第6~8セメスター)に渡って行われます。
所属するコースまたはコース以外の教員の指導のもとで卒業研究をする場合は、指導教員と相談のうえ、学生所属コースと指導教員所属コースのいずれかの卒論発表会に参加してください。
卒業論文を提出するためには、まず卒業論文の指導を受ける教員(卒業研究指導教員)の承認を得てテーマを決定し、第5セメスターの9月末に「卒業論文題目届」を教務課事務担当窓口に提出します。卒業論文のテーマは、原則的に自分の所属するコースの専門分野に関するものでなくてはいけません。
その後、指導教員のもとで先に挙げた科目を履修しながら研究を進め、第8セメスターの1月末に「卒業論文」を提出します。なお第6セメスター終了時までに「卒業研究基礎演習」を含めて90単位以上を修得していなければ「卒業研究演習Ⅰ・Ⅱ」および「プレゼンテーション演習」を受講することはできないので注意してください。
詳しくは「卒業論文に関する取扱要項」を参照してください。また3年次に『卒業論文の手引き』をダウンロードし、よく読んでください。
それぞれのコースには、専門知識・技術の確実な定着と、認知的・社会的スキルの高度化をはかるための学習プログラムとして、コース専門プログラムが置かれています。このプログラムは、学生に学んでほしい専門の内容を明確にするとともに、それぞれのコースで取り組む卒業研究への道標となります。所属コースに置かれているプログラムの中から1つを選んで履修して下さい。
皆さんの取り組む卒業研究は、自らが選択したコース専門プログラム学習を深化・発展させる内容となるはずです。したがって、卒業研究の指導教員は次の2つの条件をいずれも満たしていなければなりません。
①所属コースの教員であること
②選択するコース専門プログラムに掲載されている科目の担当教員であること
ただし、教職登録をしている学生については、以下の科目の他コース担当教員を卒業研究の指導教員とすることができます。
a 小学校を主免許として登録する学生については、副免許で登録する教科の教科教育法科目の担当教員*
b 中学校または高等学校を主免許として登録する学生については、主免許で登録する教科の教科教育法科目の担当教員*
c 上記に加え、特別支援学校免許を登録する学生については、特別支援学校免許関連科目の担当教員
*高校のみの教科教育法科目(公民科教育法・地理歴史科教育法)の担当者を除く
コース専門プログラムは、複数履修することができます。1つ目のプログラムは所属コースのものを履修しなければなりませんが、2つ目以降は他コースのプログラムを履修してもかまいません。
修得したプログラムは成績表に記載して大学が公的に認証します。