食農学類では、所定の単位を習得することで「フードスペシャリスト」の受験資格を得ることができます。
時間割の都合などで、4年間では他の資格や教員免許との同時取得はできない場合がありますので注意してください。
フードスペシャリストとは、食の本質が「おいしさ」、「楽しさ」、「おもてなし」にあることをしっかり学び、食に関する幅広い知識と技術を身につけた食の専門家です。
フードスペシャリストは、食品の開発製造、流通、販売、外食などを担う食品産業をはじめ、食関係の広範な分野での活躍が期待されています。
この資格を取得するためには、以下の要件を満たすことが必要です。
(1)必修科目を修得する
(2)資格認定試験に合格する
授業科目 |
最低単位数 |
講義 |
演習 |
内容 |
フードスペシャリスト論 |
2 |
2 |
フードスペシャリストの概念、世界の食・日本の食、現代日本の食生活、食品産業の役割、品質規格と表示など |
|
食品の官能評価・鑑別論 |
2 |
2 |
官能評価法(統計処理を含む)、 化学的評価法、物理的評価法、個別食品の鑑別など |
|
食物学に関する科目 |
5 |
4 |
1 |
食品の分類・成分・機能、食品加工、食品材料と加工品、貯蔵・流通技術、食品機能学など |
食品の安全性に関する科目 |
2 |
2 |
食品衛生、食中毒、有害物質、食品添加物、水質など |
|
調理学に関する科目 |
4 |
2 |
2 |
おいしさの設計、調理操作、食品素材の調理特性、調理と食品開発 |
栄養と健康に関する科目 |
2 |
2 |
食事と栄養、食事と健康、からだの仕組、食生活指針、ライフステージと栄養など |
|
食品流通・消費に関する科目 |
2 |
2 |
(または2) |
食市場の変化、食品の流通、外食・中食産業、主要食品の流通、フードマーケティングなど |
フードコーディネート論 |
2 |
2 |
(または2) |
食事の文化、食卓のコーディネート、サービスとマナー、メニュープランニング、食空間のコーディネートなど |
授業科目 |
本学類科目名 |
授業形態 |
フードスペシャリスト論 |
フードスペシャリスト論 |
講義 |
食品の官能評価・鑑別論 |
食品機能学Ⅰ |
講義 |
食品加工学Ⅰ |
講義 |
|
発酵・醸造学Ⅱ |
講義 |
|
食品保蔵学 |
講義 |
|
食品分析学 |
講義 |
|
食品科学実験Ⅰ |
演習※³ |
|
食物学に関する科目 |
食品の機能【基】 |
講義 |
農場基礎実習Ⅱ |
演習※³ |
|
(食品加工学Ⅰ) |
講義 |
|
食品加工学Ⅱ |
講義 |
|
(食品機能学Ⅰ) |
講義 |
|
食品科学実験Ⅱ |
演習※³ |
|
食品の安全性に関する科目 |
食品安全学 |
講義 |
食品衛生管理学 |
講義 |
|
調理学に関する科目 |
調理実習(食農) |
演習※³ |
調理学 |
講義 |
|
栄養と健康に関する科目 |
食と健康【基】 |
講義 |
栄養機能科学【人】 |
講義 |
|
食品流通・消費に関する科目 |
農産物流通論 |
講義 |
フードコーディネート論 |
フードコーディネート論 |
講義 |
※【人】は、人間発達文化学類で開講される科目です。
※【基】は、基盤教育科目です。
※³ 食農学類では、「実験科目」あるいは「実習科目」に位置づけていますが、この表ではフードスペシャリスト資格上の区分に合わせ、「演習科目」としています。
科目名 |
授業形態 |
履修 セメスター |
1科目 単位数 |
必要単位数 |
計 |
|
必修 |
選択 |
|||||
フードスペシャリスト論 |
講義 |
2 |
2※¹ |
2 |
2 |
|
食品機能学Ⅰ |
講義 |
4 |
2 |
2 |
12 |
|
食品加工学Ⅰ |
講義 |
4 |
2 |
2 |
||
発酵・醸造学Ⅱ |
講義 |
5 |
2 |
2 |
||
食品保蔵学 |
講義 |
5 |
2 |
2 |
||
食品分析学 |
講義 |
5 |
2 |
2 |
||
食品科学実験Ⅰ |
演習 |
5 |
2 |
2 |
||
食品の機能【基】 |
講義 |
1 |
2 |
2 |
8 (4) |
|
農場基礎実習Ⅱ |
演習 |
2 |
2 |
2 |
||
(食品加工学Ⅰ) |
講義 |
4 |
(2) |
(2) |
||
(食品機能学Ⅰ) |
講義 |
4 |
(2) |
(2) |
||
食品加工学Ⅱ |
講義 |
5 |
2 |
2 |
||
食品科学実験Ⅱ |
演習 |
6 |
2 |
2 |
||
食品安全学 |
講義 |
3 |
2 |
2 |
2 |
|
食品衛生管理学 |
講義 |
5 |
2 |
|||
調理実習(食農) |
演習 |
5 |
2※¹ |
2 |
4 |
|
調理学 |
講義 |
6 |
2※¹ |
2 |
||
食と健康【基】 |
講義 |
1 |
2 |
2 |
2 |
|
栄養機能科学【人】 |
講義 |
5 |
2 |
|||
農産物流通論 |
講義 |
4 |
2 |
2 |
2 |
|
フードコーディネート論 |
講義 |
4 |
2※¹ |
2 |
2 |
|
計 |
30 |
4 |
34 |
※¹要卒外科目です。自由選択科目にはなりませんので注意してください。
(卒業に必要な124単位には含めることができません)
(2)の資格認定試験は、毎年1回、原則として12月の第3日曜日に本学を会場として実施されます。
資格認定試験に合格して、必修科目の取得と養成機関の卒業が確認された後、フードスペシャリストの資格認定証が交付されることになります。
資格用科目の開講計画は以下のとおりです。
科目名 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
フードスペシャリスト論 | ー | ○ | ー | 未定 |
調理実習(食農) | ○ | ○ | ○ | 未定 |
調理学 | ○ | ○ | ○ | 未定 |
フードコーディネート論 | ○ | ー | ○ | 未定 |
「○」・・・開講予定 「-」・・・未開講予定
なお、これら4科目は全て要卒外科目です。
また「調理実習(食農)」は、原則として「フードスペシャリスト」資格取得希望者しか履修できません。履修登録は教務課で行います。資格取得登録者向けに履修確認の連絡をしますので見落とさないようにしてください。