共生システム理工学類の専門教育では、人理解、産業、環境科学に関する導入的・基礎的内容を修得してもらうための「学類共通科目」・「学類基礎科目」・「学類専門科目」と、学士レベルでのキャリア形成のための専門性を身に付けるためのコース領域「コース基礎科目(必修)」・「コース専門科目(選択必修)」・「コース実践科目」が配置されています。これらは、他学類や他コースの専門教育科目も含めて専門教育レベルでの文理融合型のカリキュラムが編成されています。
卒業に必要な単位数は、「履修基準表」に示されていますが、開設授業科目や卒業までに修得しなければならない授業科目の修得方法については、「履修方法の基準」により定められています。
「履修方法の基準」のうち、専門教育の科目にかかわるものには、次ページ以降に掲載されている「専門教育のうちの学群・学類共通領域の履修方法の基準(各コース共通)」と「専門教育のうちのコース領域・演習・卒業研究の履修方法の基準(各コース別)」があります。それぞれの基準を示した表には開設授業科目、単位数及び履修セメスターが記載されており、それぞれの基準で定められた必修及び選択必修の単位数を修得する必要があります。また、履修セメスターは、当該科目が履修可能となるセメスターを表しており、指定されたセメスターよりも前のセメスターでは履修できません。
(1)「専門教育のうちの学類共通領域の履修方法の基準(各コース共通)」は、表1に記載されています。この表には、「履修基準表」の領域区分ごとに、開設授業科目等が記載されています。学類共通科目は「共生の科学Ⅰ」と「共生の科学Ⅱ」の2科目4単位を修得することが定められています。学類基礎科目Aは、「数学Ⅰ(解析学)」、「物理学Ⅰ(力学)」,「化学Ⅰ」、「プログラミング基礎」の4科目8単位を修得することが定められています。学類基礎科目Bは、「数学Ⅱ(線形代数)」・「生物学」・「地球科学」の3科目から2科目を選択して4単位を修得することが定められています。学類基礎科目Cについてもそれぞれの科目区分の中から選択して定められた単位を修得する必要があります。また、学類専門科目は、「共生の科学Ⅲ」の2単位を修得することが定められています。
(2)「専門教育のうちのコース領域・演習・卒業研究の履修方法の基準(各コース別)」は,各コースのコース基礎科目(必修)・コース専門科目(選択必修)・コース実践科目は,各コースで専門性を身につけるための科目です。
コース基礎科目(必修)・コース専門科目(選択必修)は,指定されたセメスター以降のセメスターにいる場合はコース所属前に修得することができます。コース所属前に修得した科目が,所属したコースで開講している科目の場合はそのコースの科目に計上されますが,所属したコースで開講していない科目の場合は自由選択領域の科目に計上されます。ただし、自由選択科領域の要卒単位は10単位なので、10単位までを上限とします。それ以上の履修もできますが、要卒単位としては計上されません。
コース実践科目は,コースに所属した後に自分が所属しているコースの科目を履修することになります。他コースの実践科目は履修することができません。ただし,教育職員免許状取得希望者は,希望する免許取得又はプログラム修了に必要なコース実践科目に限って履修できます。なお,他コースの実践科目は自由選択領域に計上されます。
共生システム理工学類の「問題探究セミナーⅡ」は、第4セメスターにコース実践科目の必修科目として開講されます。1年次に問題探求セミナーⅠで習得したスキルを活用し、理工学的な視点・知識を用いた課題設定とそれらの解決に向けて,追求する方法や態度を身につけることを目的としています。よって「問題探求セミナーⅡ」では,配属されたコースで学んでいる専門知識を活用し,より本格的に課題を解決するための実践力を身につけることが期待されています。
具体的な課題の設定およびグループ作りはコースごとに行われますので、コース担当教員の指示に従ってください。なお、最終回には成果を報告する発表会が開かれます。
「問題探究セミナーⅡ」のコアタイムとして火曜日5限が充てられていますが、定められた時間帯以外にも講義の空き時間などを利用して、課題解決に向け積極的に実験や製作などに取り組めるよう担当教員と相談しながら進めてください。
選択必修科目のうち★印のついてる科目から12単位以上取得すること。
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