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行政政策学類

授業科目の種類と履修年次

1.授業科目の種類と履修年次

授業には、演習、講義、実習・課題研究の形式があります。それぞれ性質やねらいが異なり、それに合わせて学修時間も異なっています。
演習形式の授業は、皆さんが自分で読んだり調べたりした内容を報告し、討論しあいながら深めていくような形で進めることにより、主体的で集団的な学修をめざしています。まず、1年次の演習形式の授業には、スタートアップセミナー(基盤教育接続領域)・問題探究セミナーⅠ(基盤教育問題探究領域)があります。2年次には、問題探究セミナーⅡ・Ⅲがあります。これは各コースの専門領域への導入的役割を持つ演習で、各コースの特色に見合うテーマの演習、両コースを横断する学際的なテーマの演習の中から1つを選択し、文献講読や調査研究をすることになります。そして、3・4年次には演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳがあり、専門領域に特化した数多くの演習の中から一つを選択し、より高度で専門的な学びを実践することとなります。4年間を通じて、これらの演習形式の授業を履修することになります。
講義形式の科目は、基盤教育教養領域のキャリアモデル学習、専門領域の学類共通科目・学類基礎科目・コース専門科目に区分されており、コース専門科目はコースごとに指定されています。また、自分の関心に従って選択する自由選択領域科目もあります。
実習・課題研究は、演習形式をとりながら、さまざまな社会の現場での調査・実体験による実践的な学修を行います。実習・課題研究には、「社会福祉課題研究」、「社会教育課題研究」、「考古学実習」、「古文書学実習」、「博物館実習」、「インターンシップ(基盤教育教養領域)」があり、多くの人々と出会い、多くの施設や行政の現場を実体験し、そこに存在する多くの問題と直面しながら、生き生きとした現実と向き合うことによってそれぞれの問題関心を深めていくことになります。文献講読や講義、演習で身につけた知識や知見を、現実の社会の現場にどのようにして結びつけ、反映させていくことができるのか、現代社会の諸問題を自らの五感で感じ取り、さらなる思索の展開に結びつけていくことが必要です。
また、コース専門科目の中には、外国事情・外国文化の理解を深め、外国語文献の読解力を養う外書講読や、ネイティヴ・スピーカーの指導の下に、これまで身につけた外国語のコミュニケーション能力をさらに高めることを目的とする外国語コミュニケーションがあります。現代社会に必要な外国語の知識やスキルをより高めることができるように、さまざまな出会いに積極的に向かい合い、多くのものを吸収するようにしてください。
皆さんは、演習形式の授業と実習・課題研究、そして講義形式の授業を組み合わせて、段階的・系統的な履修をすすめることになります。なお、本学類では全ての授業形式においてアクティブ・ラーニングをとり入れています。そして4年間の学修成果を、自ら選択したテーマで卒業研究として結実させます。

これらの各科目には、標準履修年次が設定されています。たとえば、標準履修年次が「3年次」の科目は、1・2年次には履修できず、3年次以上で履修しなければならない科目となっています。